勢いは、どのようなときにも必要なものです。勢いがあればどのようなことにも積極的に取り組んでいけるし乗り越えることができます。勢い(盛んな意気、元気)をつけるためには心からの情熱が必要です。もちろん切羽詰まった時に焦り、懸命に頑張るといった状況でも大きな力を出せますが、これはここでの埒外とします。
勢い、という言葉には「前向きな」という意味を含んでおり、こうした「切羽詰まって」いるときに前向きな意識をもてるケースは少なく、なんとかしなければダメだといった追い詰められた気持ちからの頑張りになることが多いからです。
であるとすると勢いをつくるためには、
- いま自分は何をすべきなのか、
- それをしなければならない理由を考え、
- 強い思いや意欲をつくり、
- それを信念に変えて、
- 絶対に達成するために期日を決めて行動する
ことが必要です。ここでいうしっかりとした基礎があると本来の勢いが意味をもちます。
思い付きで勢いをつけるのではその状況を長持ちさせることはできないし、また結果を正しく得ることができません。本来の勢いをつけるためにどのような手順を踏めばよいのかを熟考し、勢いを意図的につくりあげていくことが求められています。
とりわけ組織において「ある期日までに成果を挙げなければならない」といった目標があるときには、勢いをつけることを考えなければなりません。勢いをつけるためには上記で説明した「準備」を行ったうえで情熱をもち大きなながれをつくらなければならないのです。